約 261,836 件
https://w.atwiki.jp/nekonade/pages/32.html
研究所ではどんな実験を行っていた?(概要編) まずは、考察するための材料として序盤にでてくる日記のようなものをみてみよう↓ 読むのが面倒な方は「ここでストップ」までスクロール。 「4日目、new word」より 【December/14】【シンクロトロン棟、実験準備室にて】 そう――『言葉』を手に入れた時からだ。 人は、自分が見ている世界と、他人が見ている世界が同じであり、 世界がたったひとつしかないことに気づいてしまった。 自分が全能だったはずの世界は、実は、より大きな世界の一部でしかなく、 その大きな世界を、さらにその上から全能の視点で観る存在を仮想した。 『言葉(ロゴス)』 観測者は常に言葉と共に在った――。 『観測者(かみ)』 だから私は観測者を創ってみようと思う。 ほんの気まぐれな思いつきで、鼻唄混じりに創造してやろう。 神話や聖書の神がそうしたように……。 「8日目、サブシナリオ2」より 【December/18】【シンクロトロン棟、実験準備室にて】 全てはこの実験のため周到に用意された。 これは対外的には、超対称性粒子の発見を目的とする、 ごく一般的な実験と告知されている。 だが、私にとっては別だ。 私以外の誰にも、この実験の真の目的は理解できない。 余剰次元についての私の仮説は、怪しげな予言の類いだ――と、 長く蔑まれ続けてきた。 ならば実証してみせよう。 この地、この時ならば、それができる。 要石市と呼ばれるこの地域でのみ観られる、局所的な地磁気・重力異常――。 流星群の飛来による大量の隕石落下――。 それに伴って降り注ぐ、荷素粒子のシャワー。 これら全てが同時に起こるあの日であれば、『それ』は起こる。 なぜなら、世界は重なり合い、折り畳まれているからだ。 流れ星が夜空を彩っただけの平穏な世界と、 何かが狂って破局が訪れた世界は……。 互いが互いを観測できないほど、完全に重なり合って存在している。 私の実験は、その重なりをほんの少しだけ『ずらす』のだ。 『それ』に必要な質量が足りないというなら、余剰次元から借りてくればいい。 ほんの100億トン程度でいいのだ。 私の撃ち出す素粒子が、シュバルツシルト半径を突き抜けるにはそれだけあれば充分だ。 私は『それ』を作り出すことができる。 観測者の万物の原料――。 この世界の特異点を――。 次に、電卓が見た未来の電卓を元に再構成した日記を見てみよう↓ 琴子ルート「父の観た世界」より 【DECEMBER 29】【シンクロトロン棟、実験準備室にて】 かつてキルケニーの哲学者は言った。 『存在することは知覚されることである』――と。 世界はそこにあるだけでは無意味なものだ。 誰も観ていない森の中の木と同じだ。 観測者が知覚することによって、それは初めて意味を持つ。 またヘブライの預言者はこうも言った。 『この言は太初に神とともに在り、萬の物これに由りて成り、 成りたる物に一つとして之によらで成りたるはなし』 すなわち、神が意味を与えることで世界は生まれた――と。 そのような者であれば、確かに世界を創れるだろう。 その世界で生まれた者は、共に同じ世界を観るだろう。 我々は誰もが同じ世界を観ている。 それと同時に、自分にしか見えない世界を観ている。 この重ね合わせの状態こそが『世界』の本質である。 【DECEMBER 29】【自宅、書庫にて】 私は『観測者の無知』についてよく考える。 我々は認識という手段だけでは世界に干渉できない。 微視系の事象ならともかく、巨視系の事象については手も足もでない。 いくら『消えろ』と願っても、月は消えてなくならない。 それはなぜか?我々が世界の内側にいるからだ。 我々はサイコロの軌道を知ることなどできないのだ。 我々はただ、サイコロの出目――起こった結果を観て、 それが『現実の世界』と認識する他はない。 そう、観測者として無知なのだ。 我々の肉体、目や耳や感覚器官は精度が低い。 だから、この程度の現実を『世界』として観てしまう。 だが、もし我々が、世界の外側にいる観測者(かみ)と等しい英知を手に入れたとしたら。 サイコロの軌道を知り――世界の仕組みを知り、それを支配できたらどうだろう? テレビ局の編集マンが、自在に映像を加工して放送するように、 自ら望む世界を、観ることができるのではないか? 【DECEMBER 29】【自宅、娘の部屋にて】 妄想にも等しい考え方だった。 今でこそ、そう思えるが、若き日の私はそんな考えに取りつかれ……。 それまでの全てを投げ打って、研究の道へ突き進んだ。 だが、私はどうしても『意識』を創りだせなかった。 人の手で、人を超える観測者を創りだすことはできなかったのだ。 私に創れたのは、人間そっくりの振る舞いをするだけの、ただの計算機だった。 チューリングテストを欺くだけの、出来の悪いゾンビだった。 私が欲しかったのは、本物の『意識』を持った電子の脳だ。 そして、その『意識』が世界に意味を与えることで、 この『世界』が変わる瞬間が見たかった。 だが、その研究は完全に行き詰まり、時間は容赦無く過ぎ去った。 やがて、私が最も恐れていた時が来てしまった。 娘は治ることのない病に犯されていた。 サイコロは、私が娘を失う世界を選んだ。 私はそのちっぽけな『現実』を観てしまったのだ……。 【DECEMBER 29】【シンクロトロン棟、実験準備室にて】 私は認めない。 我々は選べるはずだ。 私が『世界』に属しているのではない、『世界を観る私』が存在しているのだ。 私は……何も失うことがない世界を望む。 永遠と言い換えてもいい。 そのために創り出した私の人工意識(ハイブリッド)たち……。 無機物としての『意味』を与えた『結衣』。 有機物としての『意味』を与えた『式子』。 量子的存在としての『琴子』。 そして――。 観測者の『樹』。 ここにインターフェースの役割を持つ、 私のアバターを加えた仮想の家族を電子世界に現出しよう。 もちろんこれは、ただのシミュレーションだ。 ここにいる彼らは本物の『意識』を持ったわけではない。 だが、今から数時間後に行われる実験が成功すれば……。 私の撃ち出す素粒子が、余剰次元を巻き込む『歪み』を励起し、 特異点を発生させ得たなら……。 全ての可能性が重なり合う場所に『ずれ』が起こる。 重ね合わせ同士の重力的なエネルギーが増大すると、 宇宙は重ね合わせを保持できなくなるからだ。 その時、私は新たな可能性を観るだろう。 私の人工意識達は、私を望むべき世界へ導いてくれるだろう。 彼らの存在の『意味』が、世界を確定させるのだ。 あと28時間――。 平成23年、1月1日午前0時――。 私は『世界』を手に入れる。 琴子ルート「Quale」より 【DECEMBER 31】【シンクロトロン棟、実験準備室にて】 昨夜はちょっとした珍事があったようだ。 研究施設内に外部の者が一人紛れ込んだ。 テレビ局のカメラマンだという。---- その男は何もない空間からいきなり現れ、 職員としばし会話を交わした後、再び消えたそうだ。 非常に興味深い。何よりも、これは吉兆だ。 私の実験が成功し、時空間に『ずれ』を生じさせることが、これで確定的となった。 特異点が発生した場合、3機の電磁場共鳴装置に囲まれた空間の デコヒーレンス長は、客観時間にしておよそ20日前後。 だが、消えた男の証言によると、彼は現在を1999年だと思っていたそうだ。 11年もの過去に、現在の量子状態が影響を与えたとは驚きだ。 これはおそらく、エネルギー散逸の過程が、 時空間に対しある種のベクトルを持ったせいではないか? 原因は不明だが、その方向は過去だ。 世界の『歪み』は、まず過去の空間に現れると見ていいだろう。 この事実は私の遠い日の記憶を刺激する。 かつてハレー彗星と共に観た、未来のビジョン――あれもまた、 『歪み』の結果として起こった現象なのだろうか? それとも、予想もつかない別の因子が……? 【DECEMBER 31】【中央制御棟、コントロール室にて】 量子的なミーティングが終了した。 全てのコンポーネントは、既に運転準備状態になっている。 後は手順通りに実験を開始させればいい。 複雑なプログラムは全て自動化され、私が行う作業は、 プログラムから加速許可要請を承認するだけだ。 メイン・ディスプレイに、入射インターロックモードが セットされたことを示す光点が表示された。 いよいよこの時が来たのだ。 プログラムは次のプロセスへ移行した。 【DECEMBER 31】【中央制御棟、コントロール室にて】 メイントリガーのスイッチがオフになった。 陽子ビームの射出が完了したのだ。 続けてプログラムは加速許可を求めてきた。 私はそれにゴーサインを出した。 蓄積リングに向かって、膨大な電力が集中する轟音が、 低周波となって腹に響いてくる。 ユーザー運転の開始まで、あと僅か数分だった。 【DECEMBER 31】【中央制御棟、コントロール室にて】 ビームサイズ調整完了……。 全てのプログラムは滞りなく実行された。 では、始めよう。 ほんの気まぐれな思いつきで、鼻歌混じりに創造しよう。 神話や聖書の神がそうしたように……。 私の『世界』を創ってやろうじゃないか。 私はコントロール室に居並ぶスタッフに向かって、静かに『言葉』を告げた。 「加速器、ユーザー運転を開始する」 ここでストップ 前置きが長くなってしまったが、ここからが本題。 「この実験はどのような内容なのか?」という問題について。 自分で考えたい!という方は↑を考える材料に、編集者としての考察は↓に書きます。 編集者は文章力が無いので、↓を読む際はその点を考慮に入れてください。 また、「これは間違ってるだろ」と思ったらどんどん指摘してください。 考察 この実験は、『世界』の『観測者』=『神』を創るための実験。 12月18日の日記では、観測者の万物の原料は特異点であるとしている。 ではその特異点というものはどうやって創ればいいのだろうか? 簡単に言っちゃうと「ブラックホールを創りましょう」ということ。 重力の特異点は時空に於けるものとして、ブラックホールの内部に存在する。 これを創ることができれば、『観測者』が誕生するのだ。 すると今度は、ブラックホールどうやって創るの?となる。 長くなってしまうので、詳しいことは「方法編」で語らせてもらう。 この特異点(ブラックホール)の発生により、時空は歪んでしまう。 現に11年前消えたカメラマンが現れたのも、時空が歪んでしまった結果。 12月31日には、そのカメラマンの登場により実験が成功したと確信している。 そして、1月1日午前0時、世界は『確定』する。 次に、世界が『確定』するというのはどういうことなのだろうか? シュレーディンガーの猫を例にあげて説明してみようと思う。 何それ?という方はシュレディンガーの猫へ。 箱に入った猫は「生きた状態」と「死んだ状態」が共存している。 箱の中を見ていない者にとっては、「生きてるけど死んでる」ということになる。 猫がどうなっているのか知るためには、箱を開けて結果を見なければならない。 この場合、結果を見た『あなた』が『観測者』になる。 この瞬間「生」と「死」の共存から、「生」または「死」のどちらかに決定するのだ。 量子力学的には、確率でありえる事はすべて重なっていると解釈する。 つまり、『観測者』に観測されるまで、ありえることはあるのである。 家族と過ごした樹もいれば、一人で過ごした樹もいる。 ただ、世界は完全に重なり合っているためにお互いを確認することはできない。 どの樹が真に存在するかは、世界という箱の中を確認しなければならないのである。 世界を決定付けるためには、世界の外にいる者がいなければならない。 世界の『観測者』だけが、世界の曖昧な状態をはっきりさせることができるのだ。
https://w.atwiki.jp/wiz_social/pages/41.html
実験用ページ/コメント コメントページ書き込みテスト - 名無しさん 2013-03-26 18 03 05 何でもアリの言葉に甘え、太陽ページから引用したデータをツールで加工してみました。 - 名無しさん 2013-03-26 18 04 18 レアリティに冒険者の背景のリングの色、またはパーティ設定したときの足元のリングの色を入れるかどうか迷いました。そもそもこれらはレアリティ(契約での出現頻度)を示しているのかどうか私はわからないですし。 - 名無しさん 2013-03-26 18 11 24 上級契約・紹介状の結果投票フォームを追加したのですが、どっちかというとページ編集の実験というより使い道があるのかないのか確認するための実験な感じです - 名無しさん 2013-03-27 05 55 05 投票をしてみたのですが、1回投票すると「投票済」になるので2枚目が投票できないみたいです。 - 名無しさん 2013-03-27 19 28 28 投票フォームが縦方向に伸びていきそうだったので、冒険者一覧表のイメージを上に持っていきました。 - 名無しさん 2013-03-27 19 30 22 投票フォームの仕様で、同一セッションから同一の投票ができない模様です。時間を空ける(ブラウザにもよる?詳しくないのでよくわからず…)、あるいはcookieを削除する(これは確実)ことで再投票できますが…ちょっとイケてないですね。 - 名無しさん 2013-03-27 20 13 24 冒険者一覧に、私の手持ちデータから「ファイター」と「アルプ」を投入しました。 - 名無しさん 2013-03-27 20 44 10 表の項目について「種族」と「職業」なのですが、過去のイベントの戦士ボーナスのときに「ファイター」「ヘルファイター」も対象だったので、身長体重と同様に特に何かに使われる項目ではないのかもしれません。 - 名無しさん 2013-03-27 20 49 37 冒険者テンプレのコメントにもあったのですが、成長率が一定でない人もいるようなので、成長結果(LvMax時の値/ついでに信頼ボーナスも込みで)を書くようにしてはいかがでしょうか。そうすれば横幅もだいぶ縮まると思いました。 - 名無しさん 2013-03-27 22 02 45 未確認情報と書いた本人です。私が育てた冒険者の中には成長率が一次関数でないものがいないので、具体的な情報があれば有難いです。(その情報はもしかしたら途中で信頼値が入ってしまったりしているかもしれないし、何よりMaxまで育てるの大変なんです。。。) - 名無しさん 2013-03-29 10 31 38 ↑追記になりますが、Max情報を集めるのも有益だと思っています。私は「Max成長分÷Lv」で算出した成長値/Lvが最も信頼できる情報なのではないかと思っています。 - 名無しさん 2013-03-29 10 36 00 金曜大工で冒険者一覧表#2を作成しました。コメント欄へ寄せて頂いたご意見を取り入れたつもりです。同一ページ中のクラス名重複でソートが正常機能しませんが、イメージの確認ということでご容赦ください。 - 名無しさん 2013-03-29 11 52 00 成長率については言われてみると確かな情報がないので一度検証したいと思います、イベントが終わったあとくらいに・・・。 - 名無しさん 2013-03-31 00 56 43 成長率についてですが、私の調べた範囲では平均的に成長する冒険者(ex 初期実装のもの?)と、晩成型(ex フェルディナンド覚醒)を確認しています。誰が育ててもMax値は同じのようですので、成長にランダム要素はないようですが「一次関数で上昇ではない」ことは確かです。例に挙げたフェルディナンドは極端な晩成型でLv2とLv50では成長に数倍の差があるので、今後も考えると項目として攻防成長の平均値を載せると誤解を招くおそれがあるかもしれないです。Max値のみか、プラスアルファで成長傾向(早熟、平均、晩成、特殊)を載せるかが良いと思います。 - 名無しさん 2013-04-09 14 32 56 (#2)から攻防成長の項目を外したものを(#3)として作成しました。時間がかかりましたが頂戴したご意見などを踏まえ、これを完成形としてはいかがでしょうか。 - 名無しさん 2013-04-09 14 39 28 一覧表のイメージを削除。太陽、月、大地それぞれのページに反映しました。みなさまご意見ご協力ありがとうございました。 - 名無しさん 2013-04-15 12 28 23 勢力大戦の特殊紹介状を【特殊紹介状】として切り出しました。 - 名無しさん 2013-06-10 10 50 17 アーントロートどれでもらったか忘れました。 - 名無しさん 2013-06-16 11 50 10 スキル持ち冒険者一覧は反響がないですね、、、更新の手間の割りに需要がないのかもしれません。 - 名無しさん 2013-07-23 14 47 04
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1683.html
朝、食堂 マリオ「おい、僕中尉。今日はオモシロイ物が来るらしいぞ」 僕「へぇ?なんだそれ?」 2人で朝食のハムバンを齧りながら話す。 さすがスパゲッティを砂漠で茹でる冗談のある国だ。 朝飯の出来具合にも手を抜かない。 マリオ「今までのストライカーよりも速い”ジェットストライカー”とか 言うやつだってさ」 僕「ふぅん」 話半分で先任の話に答えてチキンブロスを飲む。旨い。 マリオ「つまらん反応だな。元スピード狂なら食いつくかと思ったんだが」 僕「僕だって見境なく食いつくわけじゃないさ。一応それなりの分別はある」 まず、スピード狂だった覚えはない。 マリオを軽くあしらってからマカロニを口に放り込む。 扶桑海軍での食事も良かったがここも良い。 マリオ「おいおい、まるで毒を抜かれたようじゃないか。先日のアレが効いたのか?」 口に含んだ食後のカフェオレを吹き出しそうになる。 ここで言うアレとは禁錮が解除される寸前に起きた一悶着のことだ。 僕「ば、バカ!ここで言うな!」 マリオ「おーおー、こちらはとーっても楽しいぜ」 慌てて食器を片付け、ニヤける先任から逃げようとしたが遅かった。 マリオ「そういや俺を寝かせた後どこに行ったんだよ?まさかイェーガー大尉と1時間もシケこんでたのか? こっちに来て早々からたまらんなぁ、扶桑の色男?」 こいつ気付いていたのかよ。陽気なロマーニャ人め。腹の中で毒づく。 結局僕は廊下を抜け、歯を磨いて格納庫に向かうまで、先任の質問責めに耐えるハメになった。 僕「1日の初っ端からこれかよ…」 どっと疲れたような気がした。 滑走路脇 先任に冷やかされながら格納庫に近づくと、滑走路脇に人だかりが出来ているのが見えた。 何事かと思い、近くにいた整備兵に訊いてみる。 僕「おい、何があったんだ?」 整備兵「あ、僕中尉じゃないスか。何でもレシプロ対ジェットで上昇限界を競うみたいっスよ。 それよりもウィッチの撃墜方法を教えてください」 僕「そうか、ありがとう」 いつの間にかあの出来事は知れ渡っていたらしい。 要件だけ聞いてそれ以上を追求される前に整備兵から逃げる。 僕「だから変わった音がしていたのか」 先程からいつも聴き慣れているレシプロ魔導エンジンの音と それとは別に掃除機の吸引音を暴力的にしたような音が聴こえてくる。 管制塔から離陸許可を得たのか、ジュラルミンの地肌が輝くP-51Dを履いたシャーリーと 見慣れない赤いストライカーを履いたバルクホルン大尉が滑走路を駆け抜けた。 想像以上の轟音に思わず耳を塞ぐ。 僕「なんだあれは…」 同じことを考えたのか周りの整備兵も目が点になっていた。 あっという間に滑走路の端まで行き、信じられないような角度と上昇速度で 2人がロマーニャの青空を駆け上がって行く。 加速によって急激に圧縮された水蒸気で鋭い飛行機雲を描くのが見える。 僕「あれがジェットストライカーなのか…」 甲高い吸気音と全てを吹き飛ばすような加速を体感したからか、口からそんな言葉が転げ落ちた。 マリオ「凄いな」 先任が唖然として呟く。 僕は既に見難くなりつつある2人をよく見ようと、胸ポケットから丸眼鏡を取り出して掛けた。 やや霞がかったように見える視界がクリアになる。 ほとんど水色一色だった青空に濃淡と薄い雲がかかっていることが分かる。 更に目をこらすと垂直に飛行機雲描くケシ粒のような2つの点が見えた。 片方のケシ粒はある程度まで上昇すると、そこから先はほとんど動かなくなったが もう片方はまだ飛行機雲を描いて動きつづけている。 恐らく動かなくなった粒はシャーリーで まだ動いている粒はバルクホルン大尉だろう。 僕「…すげぇ」 マリオ「やべぇな…」 在り来りな感想を述べて空を見続ける。 マリオ「砲弾かよ…」 僕「かもな…」 2人が帰ってくるまで、それ以外何も言えずに空を見ていた。 再び滑走路脇 僕は昼飯をウィッチとは別の食堂で済ませ、午前と同じ場所を陣取る。 ハルトマン中尉を飴で「懐柔した」マリオによると、次は搭載量勝負らしい。 僕とマリオで簡単な予想を立てる。 マリオ「あの推力じゃあ、13mm4丁は固いな」 僕「腕が2つしか無いのにどうやって持つんだよ」 思わず突っ込む。 マリオ「あの怪力大尉の事だ、両手に2丁と肩に2丁ぐらいかけても違和感は無いだろ。 もしかするとスツーカの37mm2丁と30mm機関砲を担いでくるかもな」 僕「まさかな…」 いつもの冗談だと思い笑って済まそうとしたが、滑走路を見た瞬間に笑えなくなった。 隣の先任も同じらしい。 マリオ「嘘だろ…」 滑走路上に見えたのは高射砲と見紛うような砲を背負い、30mm機関砲の弾をたすき掛けにし 両手に箱から筒が出ているだけにも見える30mm機関砲4門をぶら下げたバルクホルン大尉の姿だった。 僕「ネウロイの巣に殴りこみでも掛けるのか…」 空飛ぶ戦艦のような武装に目を張り、唖然として呟いた。 良く見えなかったが隣のシャーリーはBAR1丁と追加弾倉を幾つか、である。 あれでも重装備の部類に入ると思われるが、隣のバルクホルン大尉と見比べると随分軽装に見える。 マリオ「…飛行試験、だよな?」 僕「実戦とは聞いていないが…」 2人が再び滑走路を駆け抜けていく。前回よりかは遅いように見えるがそれでもかなり高速だ。 2人が滑走路から飛び立つと、先任は首からぶら下げた双眼鏡を覗き込んだ。 僕は丸眼鏡をかけ直して阻害気球のある方向に目を凝らす。 遠雷のような音と共にどちらかが撃墜したのか、阻害気球に充填された水素が爆発しているのが見えた。 マリオ「バルクホルン大尉が1機撃墜…2、3、4…」 僕「シャーリーはどうだ?」 淀みなく撃墜数を数える先任に訊いてみる。 マリオ「バルクホルン大尉に先行されて1機も撃墜出来ていない。…あ、また1機撃墜」 完全に遅れをとっているようだ。 ジェットストライカーにいいように振り回されているのを見て、絶望的な気分になった。 僕「レシプロで音速超えは無理かな…」 思わず呻いてしまった。今晩あたりに会えたら対策でも伝えておこう。 格納庫 ジェットストライカーとレシプロストライカーの比較実験が終わった日の夜、僕は1人でP-51の整備をしていた。 本来ならば今日のP-51の整備当番はマリオになるがアイツは マリオ「今日はジェットに負けた大尉を慰めてやれよ」 と言って仕事を押し付けてまた飲みに行きやがった。 職務怠慢で中佐に言いつけてやろうかと思ったが、シャーリーに伝えたいこともあるのでありがたく交代した。 僕「さて、じっくりと見聞しますか」 P-51の外装を全て外して片手に懐中電灯を持ち、パーツを1つ1つ照らして目視確認を行う。 懐中電灯を照らすと、動力を伝えるパイプにクラックが入っていた。 そのパーツの交換時期まではまだ時間はあるが、次飛ぶ時に何があるかわからないので ボルトを固定する為の回り止めワイヤを、ニッパで切り取ってボルトを外す。 そのパーツを取り外して新しいパーツを取り付ける。 ボルトナットを締め、規定のトルクで固定した後に新しいワイヤを掛け 僕「整備不良で墜落しました、なんて洒落にならないからな…」 1人呟いて、整備日誌に交換したパーツ番号を書きこむ為にP-51の整備マニュアルを読み返していると シャーリー「あれ、今日の整備担当はマリオじゃないのか?」 僕は驚いてマニュアルを取り落としそうになった。 僕「飲みに行くから任せたと言われまして。それと毎回驚かさないでくださいよ…」 シャーリー「ん~?あたしは驚かすつもりは全く無いんだけどなー」 格納庫のシャッターに体重を預けているシャーリーが答えた。 体重を更にかけてその反動でこちらに向けて歩き出す。 シャーリー「ちょっと見ててもいいか?」 僕「構いませんよ」 僕はそれだけ答えて、もう片方のストライカーの目視点検を始める。 シャーリーは近くにあったパイプ椅子に背もたれをこちらに向けて 跨るように座り、こちらを見物することにしたようだ。 ストライカー全体を確認した後、パーツごとに懐中電灯を照らしてみたが こちらのストライカーにはクラックも、飛行時間ごと交換するパーツも無かったので ワイヤを外して全てのボルトをトルクチェックした後、新しいワイヤをかけ直して外装を戻す。 整備日誌に「左異常ナシ、各部増し締めとワイヤかけ直し」と書き込み、整備確認者欄に僕の名前を書く。 整備日誌に必要事項を書き込んだ後、休憩しようと思いココアを飲むか訊いてみる。 僕「ココア、飲みます?」 シャーリー「あ、じゃあ一杯くれよ」 僕「了解」 それだけを話してから休憩室へ向かった。 整備中隊の休憩室で2人分のココアを作り 近くにあった砂糖の入った缶と2つのスプーンを持って、作業台へ戻る。 シャーリーは暇だったのか背もたれに凭れて椅子を前後に揺らしていた。 作業台の上に砂糖の缶をおいて、ココアとスプーンを渡す。 僕「どうぞ。砂糖をどれだけ入れるかわからなかったので、砂糖は入ってません。自分で調節してください」 シャーリー「お、ありがと」 僕はスプーン1杯分の砂糖を缶から掬ってココアに入れる。 シャーリーも同じようにして砂糖を掬って入れる。 1杯、2杯……5杯か。甘いものが好きなんだな。 2人して無言のままココアをかき混ぜてから一口飲む。 僕が2口目を飲もうとすると シャーリー「なぁ、ジェットストライカーにはどうやったら最高速で勝てると思う?」 と尋ねてきた。 昼間の結果が堪えているらしい。かなり真面目な顔でこちらを見ていたので 僕「そうですね…」 足を組み替えて少し考える。 僕「十中八九、無理ですね」 シャーリー「なんだよー、イキナリ結論かよー」 シャーリーが口を尖らせて言った。 ジェットストライカーの優位性を見せられたあとでは悲観的な気分にもなる。 僕「レシプロ側の当事者だったら、無理だってことが一番身に染みているでしょ」 シャーリー「えー、でもさー出来れば勝ちたいと思うじゃん?」 諌めるように言ってみるがシャーリーが駄々っ子のように椅子を前後に揺らす。 ココアを渡す前は揺りかごで、今はロデオといったところか。 僕「…多分これだけの改造を行えばジェットにも勝てるかもしれませんが」 そう言って懐から自室で暇つぶしにアイデアを書きなぐった藁半紙を取り出し、シャーリーに見せる。 シャーリーが覗き込んだ。 17にしては発育の良い胸が目の前に近づく。…ヤベ、鼻血出そう。 僕「まずは塗装をすべて剥がして全体を鏡面仕上げにすること。 これは塗装分の機体重量を減らし、鏡面仕上げで空気抵抗も出来る限り減らします。 次に現在使われているアルミ合金のパーツを、一部マグネシウムに置換すること。 これも軽量化の一環です。あとは過給器の回転数を上げて純メタノールを直噴し……」 シャーリー「あー、言いたいことはよーく分かった。今は無理って事でいいか?」 1つ1つ説明しているとシャーリーが僕の説明を遮って訊く。 僕「残念ながら…」 シャーリー「だーっ!そんなにメンドくさいのかよー!」 絶叫とともに後ろに倒れようとして、椅子ごとひっくり返りそうになった。 驚いて椅子から腰を上げそうになる。 シャーリー「うぉっとっと」 何とか体勢を戻した。 さすがパイロットとだけあって運動神経は良さそうだ。当たり前か。 浮き上げた腰を椅子に落としてから訊いてみる。 僕「まぁ仕方ないですよ。僕達は戦争をしているんですから。 今からでも、壊さない程度にエンジンの回転数を上げておきますか?」 ジェットストライカーが格納庫内に残っているのを見る限り、また明日も比較試験をするのだろう。 少しでも長く逃げられるように、と考えて提案してみると シャーリー「よっしゃ、一緒にやろうぜ!」 と言って手に工具を持って立ち上がる。うれしそうだ。 僕「了解です」 僕も工具を手にとって調整をすることにした。 『反撃』へ続く
https://w.atwiki.jp/simpo/pages/188.html
視覚実験で使用するモニタに関する情報です。 論文 Kihara, K., Kawahara, J., Takeda, Y. (2010). Usability of liquid crystal displays for research in the temporal characteristics of perception and attention. Behavior Research Methods, 42, 1105-1113. 【Link to Springer】 中嶋豊・阪口豊 (2016). 視覚心理実験に対する高速プロジェクタの適用 日本バーチャルリアリティ学会論文誌, 21, 7-14. 【Link to J-STAGE】 新国佳祐・立花 良・岩崎 祥一・邑本 俊亮 (2016). 視覚刺激呈示ハードウエアとしてのDLPプロジェクタ 認知心理学研究, 14, 83-90. 【Link to J-STAGE】 最終更新:2017年04月19日 (水) 13時46分10秒
https://w.atwiki.jp/loghorizon/pages/686.html
名称:〈実験型肘当〉 呼称:《じっけんがたひじあて》 分類:アイテム>装備品>防具>肘当 解説 シロエらが〈奈落の参道〉《アビサルシャフト》から持ち帰った幻想級素材を使用した肘当て。現状は未完成で未解明の特性もあるが、再使用規制時間を短縮する効果が確認されている。アキバの街の研究者や職人の最近の成果のひとつ。 「丈夫でいいなこれ」 アイテム モンスター 用語 冒険者 サブ職業 システム 召喚術師 地名 口伝 組織 クエスト 典災 職業 大地人 ゾーン 種族 妖術師 武士 守護戦士 暗殺者 古来種 施療神官 神祇官 盗剣士 武闘家 事件 吟遊詩人 特技 付与術師 森呪遣い 航界種 ダンジョン
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/7840.html
autolink() RG/W26-013 カード名:実験候補者 一方通行(アクセラレータ) カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2500 ソウル:1 特徴:《超能力》? 【永】他のあなたのキャラがいないなら、このカードのパワーを+1500し、このカードは『【自】アンコール[手札のキャラを1枚控え室に置く]』を得る。 どこの研究所の使いだ? レアリティ:U illust.
https://w.atwiki.jp/yurupedia/pages/692.html
このページは、当サイト副管理竜のラルドとあくまが東京ドームシティの「トリパラ」というトリックアート美術館へ遊びに行ったときの様子をまとめています。 トリックアート美術館でキャラが被写体となるケースはおそらく初めてではないでしょうか? キャラが被写体となった場合、トリックアートがどのように際立つのか、とくとご堪能ください。 (なお、先攻ラルド、後攻あくまで行ったので、ラルドの方がおバカな写真が多いですが(笑)) ★キャラ×トリックアート実験その1 キャラ×トリックアート実験その2 キャラ×トリックアート実験その3 ↑以下のようにトリックアート美術館では目の錯覚を利用して、立体的に見えるようなパネルの前に立って、写真を撮って楽しむ施設です。こんなように、獰猛な恐竜の口の中を覗こうとするような写真とか、見る人がびっくりするような写真を撮ることができます。 ↑一方、あくまは日曜夕方の某番組の光景を再現。人間ではなく、キャラがやると、なおさら再現度が高まります。 ↑撮影者曰く「お前、翼あるんだから普通に飛べるだろ!」そんな突っ込みもアリです(笑) ↑もはや、食われているのか乗り物にしているのか分かりません。 ↑熊が熊の上で逆立ちをしているという難易度の高い技。実は熊の上にボールの絵があるのですが、あくまの頭の大きさからうまく隠せてこんなすごい写真が撮れています。 ★キャラ×トリックアート実験その1 キャラ×トリックアート実験その2 キャラ×トリックアート実験その3
https://w.atwiki.jp/nybbas/pages/412.html
アランドロン ステータス コードネーム 転送 クラス 装備 紹介 名称 攻撃力(最終値) 命中 回数 消費 属性 特殊効果 CC等 売値(購入値) 更新日 サイクリドブレス C A 1 100 神聖 ブレス (40000) 10/06/09 ■ディバイナリレイ★ SS (58 ACE ) B 1 170 神聖 ブレス 命↓ 16666 10/06/09 サンダーブレス C A 1 100 風 ブレス (40000) 10/06/09 ■エアイルミネント★ SS (97 NT ) B 1 160 風 ブレス 防↓ 16666 10/06/09 ■トルネード★ S (55 SSS ) A 1 160 風 ブレス 攻↓ カノープス 16666 10/06/09 コールドブレス C A 1 100 水 ブレス バハムート (40000) 10/06/09 ■ブルースパイラル★ S (55 SSS ) A 1 170 水 ブレス 避↓ 16666 10/06/09 ■クリアディザスタ★ SS (92 NT ) B 1 165 水 ブレス 攻↓ 16666 10/06/09 ファイアーブレス C A 1 100 炎 ブレス サラマンダー (40000) 10/06/09 ■クリムゾンノート SS (88 NT ) B 1 170 炎 ブレス 防↓ 16666 09/06/09 ポイズンブレス C A 1 100 大地 ブレス (40000) 09/06/09 ■地竜精★ SSS (84 NT ) B 1 175 大地 ブレス 命↓ 16666 09/06/11 ■邪眼★ SSS (84 NT ) C 1 180 暗黒 両手 渾身必殺 ザドバ 20000 10/06/09 ■ペトロブレス★ S (98 ACE ) A 1 160 大地 ブレス 避↓ コッカトリス 17333 10/06/11 トキシックブレス C A 1 100 暗黒 ブレス (45000) 10/06/09 ■イ-ビルデッドB B A 1 130 暗黒 ブレス 渾身 ティアマット 16666 10/06/09 ■■メズマライズ★ SS (62 ACE ) B 1 175 暗黒 ブレス 避↓ 45000 10/06/09 ■■ロトンブレス★ S (98 ACE ) A 1 170 暗黒 ブレス 必殺 45000 09/06/11 性能は全て変化後のもの。 実験鯖のみだし、変化前の性能が分らないため、どこにどうやって載せていいのか分らなかったのでここに載せときます。新しくページを作るのもどうかと思ってしまったので・・・ 上手く載せられるぜ!って人がいたらよろしく^^ 注:邪眼はブレスではありません。 (自筆) 全ブレスの調査終わったぞー! (自筆) 調査お疲れ様です。事後報告になりますが、データ整理の為、データを実験鯖のページへ流用させて頂きました。 (名無しの編集者) 名無しの編集者さん転記感謝&お疲れ様です^^ できれば表をもう少し横に広げてくれると見やすくなると思います。私は出来なかったので・・・ (自筆)
https://w.atwiki.jp/whitedogclub/pages/113.html
ティッキーの実験2解答
https://w.atwiki.jp/mattsuan-cardgame/pages/351.html
KST078 合体実験 失敗 レアリティ:★★★★☆ ジャンル ― 効果 デッキに1枚制限。味方フィールドのユニット1体を破棄することで使用を宣言する。破棄したユニットの【魂+ダメージカウンター】と同じ数だけ、相手プレイヤーの山札の一番上から順にカードを破棄する。 ―